都会での生活と晩婚化の昨今
私は20代30代の時は、地元を離れ都会で独身の友達に囲まれて仕事をしてきました。晩婚化していると言われる社会の中で、これが普通だと思ってきました。
今は亡き祖父は、私が30歳を過ぎても、なかなか結婚しないのを心配して、「早く結婚しないと、おばあさんになっちゃうぞ」とよく言っていましたが、父は、「今の子はなかなか結婚しないんだよ。まだいいよ。」なんて私が結婚するのを嫌がるくらいでした。
晩婚化が進む中、30代後半になって、または40歳を過ぎてから妊活始める人が増え、高齢の妊娠率の低さや卵子の老化が、問題になったりしているのは知っていました。でも現実として受け止められませんでした。
地元に戻り、40歳にして結婚
40歳で地元に戻るとほぼ同時に、縁があって結婚することになり、結婚すると子供が欲しくなりました。子供が産めるギリギリの年齢だということもあると思います。
そして、2人で住み始めた場所の周辺に住む人は、みんな子供がいます。家の庭には、小さな靴や小さな自転車、滑り台等の遊び道具が置いてあるので、子供がいるかどうかはすぐわかります。
小学校は近くに2つもあります。
地元の友達は、みな子持ち。
そして、地元の友達もみんな子供がいます。昔からの友達で県外に出ている独身だった人達も、40歳直前には結婚し、すぐに子供ができています。しかも二人目もみんなしっかり産んでいます。
みんな結婚して子供ができると、家庭と日々の日常に忙しく、連絡が途絶えがちになりますが、私はそれを利用して、連絡を取らないようにしています。
10歳近く年下のいとこ2人も、私よりずっと前に結婚し、子供がいます。親戚で集まると子供がいないのは私だけでつらいです。叔父さん、叔母さんは昔からよくお世話になっていますが、今は息子夫婦と孫と同居しているので、叔父さん、叔母さん家にはほとんど行かないようにしています。
妊娠した話、子供が産まれた話、子供の成長の話は今の私には聞けません。無理して聞いても精神的に良くないし、ストレスになることはよくわかっています。無理して友達つきあいをするより、ずっといいと思っています。
ストレスを排除するため、退職。
少しでもストレスを排除するために、仕事もすぐにやめました。
旦那と2人で孤立した生活ですが、旦那は仕事が終わるとまっすぐ帰ってきて、毎日二人で夕飯を食べるし、休日はいつも一緒だし、旅行にも行くし、買い物にもいくし、楽しい生活を送っています。
そして、今、プレッシャーやストレスから解放された環境を作り、妊娠活動に取り組んでいます。